イベントの報告
去る5月31日(金)、中部電力浜岡原子力発電所の見学会を実施しました。
浜岡原子力発電所は中電電力が保有する唯一の原子力発電所で、敷地面積1.6km2(約50万坪)、協力会社の従業員を含め約3,400人の方(2019年5月1日現在)が発電事業に従事されています。
従来から常に最新の知見を反映し、安全性向上に努めており、現在も津波対策や重大事故等の対策を自主的に進めるとともに、新規制基準を踏まえた追加対策に取り組むなど、安全対策を積み重ねている施設。現在は発電を停止中ではありますが、中部地区のエネルギー供給を支える重要な施設であることから32名の参加申込みをいただき31名が見学会に参加しました。
最初に発電所に隣接している原子力館で防波壁をはじめとしたさらなる安全の取り組みの概要や実寸大の模型を見ながらの原子力発電のしくみ等の説明を受けました。
原子力館での説明後に、バスに乗車し、正門から発電所へ。警備はしっかりしており、まずは正門のところで、身分証明書での本人確認後に配布されたIDカードの携帯のチェックを受け、入門。最初に防波壁を見学、発電施設の海側全部をカバーする総延長1.6kmという壮大な壁であり、様々な強度上の工夫がなされていました。その後、構内をバスで移動し、万が一浸水した場合を想定した原子炉建屋の防水構造扉を見ながら、原子炉建屋の中を見学。建屋の入り口では金属探知機等の厳しいセキュリティーチェックがあり、二重三重の安全対策がなされていました。
原子炉建屋内では、窓越しではありますが、中央制御室、使用済燃料貯蔵プールなどの原子炉の中枢を見学、都度の見学者からの質疑に対しては丁寧に中部電力様から回答がなされ、見学者は十分に施設の内容が解できたのではないかと感じます。
最後に、今回の見学にあたりご協力をいただいた中部電力浜岡原子力発電所様の関係者の方々に改めて感謝申し上げます。
イベント概要
浜岡原子力発電所の安全向上に向け、防波壁やフィルタベント 設備の設置、新規制基準を踏まえた追加対策 など た 各種取り組みのご紹介と原子力発電所のしくみ等を 発電所構内 から ご見学いただきます。
今回、中部電力㈱様のご好意により見学できる機会を得ました。みなさま、 奮ってご参加ください。
なお、入門時の 厳重な セキュリティーの観点から、 見学にあたりまして身分証明等が必要になります。詳細は以下をご参照ください。
主催 | 一社 建築 設備技術者協会 中部支部 |
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後援 | 公社 空気調和・衛生工学会 中部支部(予定) |
日程 | 2019 年 5 月 31 日(金) |
時間 | 13:00〜16:00 |
会場・場所 | 浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市) |
集合場所 | (愛知)名古屋駅西口 7:30 厳守 解散 19:00 頃 (名古屋駅からバス移動) (静岡)JR 掛川駅南口 10:45 厳守 解散 16:50 頃 (掛川駅からバス移動) |
定員 | 39名(応募多数の場合、調整させて頂きます。) |
参加費 | (愛知) 3,000円(交通費・昼食代含む) (静岡) 1,000 円(交通費・昼食代含む) |
申込締切 | 2019 年 5 月 17 日(金) |
注意事項
なお、個人情報は見学会申請のみの使用目的とし、他の用途には一切使用致しません。
また、留意事項の詳細につきましては、 参加者に個別で メール連絡させていただき ます。