イベントの報告

去る7月7日(金)、サーラバイオマス発電所の見学会を開催しました。この施設は、2019年7月に本格営業を開始し、木質系バイオマスを利用しています。最大発電能力は22,100kWであり、一般家庭の約4万世帯分の電力を供給することができる東三河バイオマス発電所です。

施設全体イメージ図

今回は中部支部と静岡支所の合同で開催され、定員いっぱいの20名の参加者がありました。見学会では、サーラeパワー株式会社の中井様から、この施設の計画経緯や発電燃料であるパームヤシ殻や東三河の未利用材を利用することでCO2の排出削減とカーボンニュートラルな再生可能エネルギーに取り組んでいることについての説明がありました。

また、パームヤシ殻と未利用材チップの発電効率に基づく配合の理由や、材料の安定化のための調達先の分散化など、施設の運営に関する詳細な説明がありました。さらに、企業として地域の国内木材の利用促進にも貢献したいと述べられたことが非常に印象的でした。

黒田慎二 支部長挨拶
参加者の皆様
見学会の説明 中井茂博様

施設見学の様子

燃料貯留庫
燃料棟
ボイラー棟
見学会参加者 

見学会の終了後には、管理技術者の配置やタービン発電機のメンテナンス、消火設備、他県のバイオマス発電所の現状など、さまざまなテーマについて活発な意見交換が行われました。参加者はそれぞれの理解を深めることができました。

最後に、今回ご協力いただいたサーラeパワー株式会社の関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。

イベント概要

この度、2019年7月より本格営業運転をスタートしました 木質系バイオマスを利用した、最大発電能力22,100kW(一般家庭の約4万世帯分)の「東三河バイオマス発電所」の見学会を行うことになりましたので、以下の通りご案内いたします。

主催(一社)建築設備技術者協会 中部支部・静岡支所
日程2023年7月7日(金)
時間14:30~16:00
会場・場所東三河バイオマス発電所
愛知県豊橋市新西浜町2-10
集合場所JR豊橋駅 新幹線乗り場改札口(VW展示ブース前) 
駅から貸し切りバスで現地まで移動 20~30分程度(往復)
※13:45集合 時間厳守
定員20名(定員になり次第締め切らせていただきます)
参加費無料(豊橋駅までの交通費は各自負担にてお願いします)
申込締切2023年6月6日(火)