イベントの報告
9月13日(金)、東邦ガス技術研究所「Can-Lab(キャンラボ)」の見学会を開催しました。当施設は、2024年4月に開設されたカーボンニュートラルなどの技術開発を紹介する見学施設です。
今回は、中部支部の会員16名に参加いただきました。見学会では、「メタネーション(e-メタン製造)」「CO2分離・回収」「水素バーナー、水素コージェネレーション」「VPP(バーチャルパワープラント)」の技術模型の展示や動画を用いた説明の後、技術開発の試験装置の実機を見学しました。
都市ガス業界は、2030年までに都市ガスの1%、2050年までに90%をe-メタンにする目標を掲げているそうです。e-メタンは、水素とCO2を合成して作られるメタン(都市ガス原料の主成分と同じ)のこと。原料となるCO2は大気などから回収してe-メタンの原料にするので、e-メタンを利用した際に発生するCO2はオフセット(相殺)され、大気中のCO2は増加しません。e-メタンは、都市ガス導管等の既存インフラ・既存設備を有効活用できるので、社会コストを抑制しながらカーボンニュートラルを実現する手段として期待されているそうです。
参加者は、カーボンニュートラル実現に向けた最新の技術開発の取組みについて、試験装置の実機や製造プラントの模型などが見学でき、カーボンニュートラルへの理解を深めることができました。
最後に、今回ご協力いただいた東邦ガス株式会社の関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
「CaN-Lab」の展示概要
メタネーション(e-メタン製造)の概要
施設見学会の様子
イベント概要
この度、2024 年 4 月に開設しました カーボンニュートラルなどの技術開発を紹介する見学施設「CaN-Lab(キャンラボ)」の見学会を行うことになりましたので、以下の通りご案内いたします。
主催 | (一社)建築設備技術者協会 中部支部・静岡支所 |
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日程 | 2024年9月13日(金) |
時間 | 15:00~17:00【集合時間 14:40】 |
会場・場所 | 東邦ガス 技術研究所(東海市新宝町 507-2) |
集合場所 | 名鉄常滑線 大同町駅 改札東側 送迎バス発着所 14:50 発(10 分程度) |
定員 | 20名(定員になり次第締切) |
参加費 | 無料(大同町駅までの交通費は各自ご負担) |
申込締切 | 2024年8月22日(水) |